お題「起きて最初にすること」

 

朝起きて一番最初にすることは「髭剃り」。一番効率的に目が覚める行為だと感じるし、何とも言えない楽しさがある。

 

髭剃りは終わりなき頭脳戦である。毎朝、男性の顔面には無数の髭がゾンビのように群がり続ける。朝の限られた時間内にどうすれば効率よく片づけられるかを考えることで脳に適度な負荷が加わり、ゲーム感覚で眠気を覚ますことができる。温水を使って少し顔の表面を温めようか?表情はどうしようか?髭剃りの角度は?、など意外と奥深い。

 

また髭剃りは運気を向上させる。一日の社会生活をスタートさせる前に自分の顔をきれいに整えることで、円滑な人間関係の維持や構築に役立つと自分は信じている。今日会う予定の人たちを想像しながら、髭剃りを含め、所持品や着ていくスーツのコーデを考える。きれいにクリーニングされたパリパリのワイシャツに袖を通せば、自然と一日を戦うモチベーションが煌々と湧き上がってくる。

 

寝起きが本当に苦手な自分でも、何とか積極的に取り組む気分になる貴重な朝の行為、自分にとっての身体の電源スイッチを入れる行為が髭剃りである。

 

当ブログについて

 

突然ですが、皆さんは「人間らしさ」って何だと思います?

壮大で抽象的な問いをぶつけられて、面食らっていると思いますが少々お付き合いを(笑)

 

色々なアイデアがあると思いますが、例えば道具を使うことはどうでしょう?

2016年7月にCurrent Biologyという学術雑誌に投稿された論文によれば、ヒゲオマキザルという霊長類が700年前からカシューの実を割るのに道具を使用していたことが明らかになったそうです。つまり、あくまで原始的なレベルですが、道具の使用は人間らしさを強くアピールする要素ではないと言えます。

 

このように、慎重に考え直してみると、人間固有の特徴って意外と少ないと思うんですよ。

ではなぜ我々人間だけが生態系の頂点に君臨し、高度に発展した文明を構築することができているのでしょうか?おそらく地球の歴史上、これほど繁栄した生物は存在しなかったでしょう。(地球外生命体、古代文明の存在を示唆する遺跡もあり、SF好きの僕にはめちゃくちゃ興味惹かれるテーマですが、ここでは深入りしません。)

 

ヒトを他の動物から明確に区別する要素の一つとして言語を運用する能力があると思います。

言語を通じたコミュニケーション無しにヒトは今日のように繁栄出来なかった。

18世紀の産業革命の最中、ジェームズ・ワットによって蒸気機関が発明されましたが、もし彼のアイデアが文章を通じて共有されなければどうなっていたでしょう?

言語を使って思考を深め、文章を通じて共有したことで、彼の創造性は各地に伝播し、工場の生産性は向上しました。その結果、世界的な経済発展が進行し、人口は爆発的に増加し始めたと言えるでしょう。

 

このように、我々の文明発展にとって重要な意味を持つ言語ですが、言語を運用する能力って個人差が非常に大きいと思うんですよ。日本の義務教育において文章を書く機会って少ないですし、最初からできるヤツはできる、出来ないヤツはできない、悲しいけどそんな世界です。勉強してないけど国語の点数だけ高いやつ、いませんでした?(笑)

 

ニュース番組等でAIについて目にすることが増えました。AIによって人間の仕事が奪われる!なんて聞くこともありますが、それは自動化が可能な、定型的な仕事について言及しているのでしょう。このような時代で、いやこのような時代だからこそ、高い言語運用能力を有し、創造性の高い仕事を展開できる能力の価値は高まって行くと僕は思います。また同時に、このような能力は努力によって誰もが高めることができる、とも信じています。その一つの手段としてブログは有効でしょう。

 

申し遅れましたが、筆者はエネルギー政策について勉強してる都内の大学院生、来春から社会人です。

 

このブログではニュースや読書、日常生活を通じて感じたこと、考えたことを徒然なるままにアウトプットしていきます。

記事の方向性はハッキリしませんが、創造的なアイデア、論理的な思考を展開し、言語を通じて人と繋がる、これが僕にとってのブログを書く意義です。

更新ペースは週1、2回くらいで

 

我々はもともと反芻動物であって、単に万葉の書を頭に詰め込むだけでは不十分である。もしも我々が燕下したものをよく反芻し、消化しないならば、書物は我々に力と栄養とを与えないであろう。(ロック)